STEPSの指導設計

STEPSの指導では
・勉強を「始められるようにする」
・分からないときに「止まらないようにする」
・一人でも「続けられるようにする」
この3つを段階的に育てます。

そのために、教育心理学・認知科学・行動分析学などの研究をもとに、
学習を構造として設計しています。

感覚ではなく、再現できる指導。

誰が担当しても同じ方向で生徒を育てられるよう、
学習を分解し、行動レベルまで落とし込んでいます。

STEPSの指導は3つの層で設計されています

STEPSの指導は、三つの基盤で設計されています。

学習を自分で進められる状態をつくるためには、
いきなり勉強のやり方を教えるだけでは足りません。

STEPSでは

・心理的安全
・動機づけ
・学習を自走させる力

この三つの層を順番に育てることで、
「先生がいなくても学べる状態」 をつくります。

①心理的安全性

学習の土台になるのが、心理的安全性です。

安心して間違えられる環境がないと、
人は学習モードに入ることができません。

STEPSでは

・否定から入らない
・考えを言語化できる関係をつくる
・間違いを学習の材料として扱う

こうした関わりを通して、
安心して学べる環境 をつくります。

心理的安全は甘やかしではありません。
必要なときに厳しく伝えても、それを受け止められる関係性をつくることが大切です。

②動機づけ

次に重要なのが、動機づけです。

やらされる学習では、長く続きません。
STEPSでは、自分でやる学習 をつくることを重視しています。

教育心理学のモチベーション理論をもとに、生徒と一緒に

・やればできそうな目標
・やる価値を感じられる目標

を設定します。

自分で決めた目標を持つことで、
学習は「やらされるもの」から
自分で進めるもの に変わっていきます。

③学習を自走させる6つの力

心理的安全と動機づけの土台の上で、
STEPSでは、学習を自分で進めていくための6つの力を育てています。

学習は、ただ知識を増やすだけでは自走しません。
始めること、詰まったときに立て直すこと、理解を深めること、続けること。
こうした複数の力が揃ってはじめて、「先生がいなくても学べる状態」 に近づいていきます。


自分で始める力

学習において、最初のハードルになるのが「始めること」です。
やるべきことが分かっていても、机に向かえない、気持ちが切り替わらない、つい後回しにしてしまう。こうした状態は珍しくありません。

STEPSでは、これを性格ややる気の問題として片づけません。
学習開始は、実行機能 と呼ばれる、行動を始めたり切り替えたりする力と深く関わっています。
つまり、始められないのは「怠け」ではなく、始めるための設計が不足していることも多い、という前提で見ています。

そのためSTEPSでは、
「何分後に始めるか」
「どこまでやったら切り替えるか」
といった形で、本人が自分で決めて動き出せるよう支援します。

目指しているのは、言われて始める状態ではなく、
自分で学習を始められる状態 です。


詰まったときに考える力

学習が止まる大きな原因のひとつは、分からない場面に出会ったときに、そのまま思考も止まってしまうことです。
しかし、学力が伸びていく子は、「分からない」をゼロにしているのではなく、分からないときにどう動くか を持っています。

ここで重要になるのが、メタ認知 です。
メタ認知とは、自分が今どこで詰まっているのか、何が分かっていないのかを捉え、それに対して行動を選べる力のことです。

STEPSでは、答えをすぐに与えるのではなく、
「どこで止まったのか」
「どこを見ればヒントがあるのか」
「何を思い出せば前に進めるのか」
を一緒に整理します。

そうすることで、生徒は少しずつ
詰まったときに、自分で突破口を探せる状態 へ近づいていきます。


戻ってくる力

集中が切れない子はいません。
大事なのは、ずっと集中し続けることではなく、切れたあとに戻ってこられること です。

学習では、気が散る、飽きる、疲れる、他のことを考える、といったことが必ず起きます。
そこで「もう無理だ」と終わってしまうか、「もう一回戻ろう」と立て直せるかで、積み重ねは大きく変わります。

STEPSでは、集中力そのものよりも、自己制御の力を育てることを重視しています。
自己制御とは、自分の注意や行動を目的に合わせて戻していく力です。

そのために、
「あと3分だけやってみよう」
「ここまで戻ろう」
といった短い区切りを使いながら、戻ってこられた経験を積ませます。

学習に必要なのは、完璧な集中ではなく、
何度でも戻ってこられること だと考えています。


わかったを説明できる力

問題が解けたとしても、それだけで本当に理解できているとは限りません。
なんとなく解けた、たまたま当たった、解説を真似しただけ、ということもあるからです。

STEPSでは、「分かったつもり」で終わらせず、
自分の言葉で説明できるか を大切にしています。

これは、教育心理学でいう 自己説明効果 とも関わっています。
人は、自分で説明しようとしたときに、理解の抜けや曖昧さに気づきやすくなります。
つまり、説明すること自体が理解を深める行為になります。

そのためSTEPSでは、
「なんでそうなったの?」
「どこを見てそう考えたの?」
と問い返しながら、思考を言語化してもらいます。

目指しているのは、正解を出せるだけでなく、
理解を自分の中で整理し、説明できる状態 です。


できそうと思える力

学習を続けるうえで、能力そのものと同じくらい大事なのが、
「自分にもできそうだ」 と感じられているかどうかです。

これは、心理学でいう 自己効力感 にあたります。
自己効力感とは、「やればできるかもしれない」という感覚のことで、努力の量や継続のしやすさに大きく関わるとされています。

逆に、どれだけ力があっても、本人が
「どうせ無理」
「やってもできない」
と感じていると、学習は止まりやすくなります。

STEPSでは、難しすぎる課題をただ与えるのではなく、
小さく達成できるステップを設計し、
「できた理由」まで一緒に振り返ります。

成功を偶然で終わらせず、
「こうしたからできた」
と構造化することで、自己効力感を育てていきます。

学習を続けるためには、
できる力そのものだけでなく、できそうだと思える感覚 が必要だと考えています。


教材から学べる力

最終的に、学習が自走するために欠かせないのが、教材から学べる力 です。
先生が横でずっと説明しなくても、教科書や参考書、解説を使って自分で進められる状態になれば、学習は大きく自立に近づきます。

ただ、教材を読む力は、単に「読める」「読めない」ではありません。
漢字が読めない、文の構造が取れない、要点がつかめない、自分の思い込みで読んでしまうなど、つまずき方はさまざまです。

STEPSでは、教材を読めないときに
「読む気がない」とは考えません。
どこで止まっているのかを細かく見て、
音読、要点整理、一文要約などを通して、読解を分解していきます。

目指しているのは、受け身で教わる状態ではなく、
教材そのものを使って自分で学べる状態 です。

こんなお子さまに
  • 不登校・学校に行きづらい状態が続いている
  • 勉強のつまづきが積み重なり、自信をなくしている
  • 発達特性(ASD/ADHD など)によって学習がうまくいかない
  • 学校のペースではなく自分のペースで学びたい
  • 塾が合わなかった/続かなかった
  • 勉強のやり方がわからない

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